見たい、読みたい 私の宝にしたい!
いろんな国の絵本を見てみよう
ページをめくるたびに、ぐいぐい引きこまれていくあの感じ。私たちの心を動かす絵本の素晴らしさは、どこの国でも同じです。さぁ、日本を飛び出して、知らない国の絵本の世界をのぞいてみませんか?
「絵本の家」 Tel:03-3985-3350
今回おすすめ絵本をチョイスしてもらったのは、洋書絵本の輸入・卸販売を行っている『絵本の家』の小松崎敬子さん。
もともとは本の販売会社の海外部門に勤務し、解説書を作るなど洋書と日本読者の橋渡しの仕事をしていた小松崎さんが、今から19年前に同社を設立。現在のスタッフは、絵本を選ぶ確かな目を持った女性ばかりです。
「ピーターラビットは最初の絵本出版から100周年。いいものをロングセラーとして残していけるのが、アメリカやヨーロッパの深さだと思います」(小松崎さん)
■洋書絵本を読みきかせするために
洋書絵本をネイティブな発音で読んであげるために、まずはCDで練習するのがおすすめです。作家別のペーパーバック絵本3冊とCD(3冊の英語朗読入り)1枚をセットにした「絵本の家CDつき洋書絵本シリーズ」は各5460円です。日本語解説つきなので英語が苦手な方もぜひチャレンジしてみて。

『ポール・ガルドン
CDつき絵本セット』
¥5,460(税込)

『ヴァージニア・L・バートン
CDつき絵本セット』
¥5,460(税込)
外国語で書かれている洋書絵本に、最近では多くの方が興味を持つようになりました。その理由には、比較的価格が下がってきたのと、入手ルートが多様化してきたという流通事情の変化。それに、外国語に対する関心が広がり、その入り口に絵本が最適だということがあります。原書は、原作者が思い描いた世界を、ときにはしっとりと、ときにはダイナミックに伝えてくれます。
素晴らしい翻訳は、作品の魅力を少しも損なうことがありません。しかし、言語により、字面やリズムが異なることで、その作品の別の魅力が見えてくることもあります。日本語ですり切れるほど読んだ「あなたの1冊」が、原書によって、さらなる感動を呼び起こしてくれることでしょう。また、ときには、読みきかせに使ってみるのいいですね。声を出して読んでみると、たとえば“韻”を踏んだリズム感のいいフレーズを発見できたりします。子どもたちは言葉の意味はわからなくても、すぐに覚えてしまうでしょう。
世界中には魅力的な絵本が数限りなくあります。日本語に翻訳されているものは、そのごく一部かもしれません。そして、日本のすぐれた絵本が海外で読まれる機会も、まだまだ多くはありません。国境や時代を越えて、老若男女を魅了してしまう「絵本」に1冊でも多く出合い、楽しんでほしい!そんなワクワクするような思いから、この特集はスタートしました。ぜひみなさんの「もう1冊」を見つけて下さい。
みなさんにもなじみの深いロングセラー絵本や、気軽に読める、文章が簡単な絵本を中心に、手に取ったら必ずほしくなる、おすすめ原書絵本25冊をドーンとピックアップしました。
★日本語タイトルが明記されているものは、現在翻訳本が発行されているものです。

- みんながおしえてくれました ビッグブック
My Friends Big Book - 作・画/TARO GOMI 3,600円(Scholastic inc.)
- 五味太郎さんの絵本が英語に翻訳されています。動物や身近なものからいろんなことを教わる女の子。ジャンプは犬から、木登りはサルから……。馬やゴリラ、友だちからは何を教わるのかな? 文章の繰り返しが多く簡単なので、声に出して楽しみたい。※ブック&CD

- 『Maisy's First Flap Book』
メイシーちゃんのはじめてのぱたぱたえほん - 作・画/Lucy Cousins 2,560円(Walker Books)
- 全部で36個もついたフラップを、実際に手を動かしてめくって遊びながら、英語のお勉強をする絵本。メイシーと一緒にお花を数えたり、色を塗ったり、同じ形のものを探したり、反対語を考えたりできます。※ぬいぐるみなど

- 『Goodnight Moon』
- 作/Margaret Wise Brown 画/Clement Hurd 2,950円(Harper Collins)
- おやすみなさいおつきさま 大きなみどりの部屋。ウサギくんのお休みの時間。でもベッドに横になると、電話や風船などいろいろなものが気になり始めます。韻を踏んで終わる文章の繰り返しが耳に心地良く、読みながらいつしか眠りの世界へ……。※ブック&CD ぬいぐるみなど

- 『The Carrot Seed』
ぼくのにんじん - 作/Ruth Krauss 、画/Crockett Johnson 2,980円(Harper Collins)
- にんじんの種をまいたぼうや。芽は出ないと思うよ、とお母さんやお父さんに言われますが、毎日お水をやって待ちつづけていると……。とてもシンプルで短い文章は、初めての英語の読みきかせにおすすめ。最後まで同じシーンの絵を貫く大胆さも魅力。※ブック&カセット、ブッグブック

- 『Madeline』
げんきなマドレーヌ - 作・画/Ludwig Bemelmans 2,950円(Vikin)
- パリの寄宿学校で暮す女の子たち。おてんばなマドレーヌはいつもクラベル先生を手こずらせます。ある日、おなかが痛くなったマドレーヌは病院へ。御見舞いに行ったクラベル先生とお友だちにその夜起こったこととは!? 英語の発音は“マドゥライン”なんですよ。※ブック&カセット

- 『Brown Bear,Brown Bear,What Do You See?』
くまさんくまさんなにみてるの? - 作/Bill Martin Jr 画/Eric Carle 3,400円(Henry Holt)
- 「くまさん、くまさん何見てるの? 」「赤い鳥」「鳥さん、鳥さん何見てるの? 」「黄色いアヒル」「アヒルさん、アヒルさん……」。大きくカラフルに描かれた迫力ある動物たちと、リズミカルな問いかけが、子どもたちを飽きさせません。

- 『From Head To Toe』
できるかな? あたまからつまさきまで - 作・画/Eric Carle 3,390円(Harper Collins)
- 頭、肩、手、背中、足、つま先まで動物たちと一緒に体を動かしてみよう。キリンみたいに首を曲げたり、ワニみたいに腰をくねらせたり、動物たちのポーズをまねしてみて。エリック・カールならではの躍動感あふれる1冊

- 『The Very Hungry Caterpillar Big Board Book&Doll』
はらぺこあおむし
(ビッグボードブックお人形セット) - 作・画/Eric Carle 5,000円(Philomel Books)
- 卵からかえったはらぺこのあおむしが、1週間いろいろなものを食べて、蝶になるまでのおはなし。カールのカラフルなコラージュが迫力の大画面で楽しめます。付属のあおむしくんは、ページにあいた穴にピッタリ入ります。※ブック&CD、ぬいぐるみ

- 『Peter Rabbit's Lift-the-Flap Words,Colours and Numbers』
ピーターラビットあそびましょ~めくりしかけえほん~ - 作・画/Beatrix Potter 2,240円(Frederick Wame)
- オリジナルをダイジェストにしたおはなしに沿って、45個以上あるフラップをめくって、ピーターを探したり数に関するクイズに答えていく、楽しいめくり仕掛け絵本。マクレガーさんより先にピーターを見つけられるかな? ※ぬいぐるみなど

- 『Beatrix Potter's Nursery Rhyme Book&CD』
- 作・画/Beatrix Potter 2,800円(F.Wame&co.)
- ピーターラビットの作者、ビアトリクス・ポターお気に入りのわらべ歌を、絵本とCDに収めたセット。原文そのままの魅力が、ネイティブスピーカーによる美しい英語の歌で楽しめます。英語で一緒に歌ってみよう! ※ぬいぐるみなど

- 『Frog and Toad Are Friends』
ふたりはともだち - 作・画/Arnold Lobel 2,950円(Harper Collins)
- 大の仲よしのがまくんとかえるくんの友情物語。手紙が来なくて寂しがっているがまくんに、かえるくんが手紙を出してあげる「てがみ」など5話を収録。1話の長さが短い短編集は、眠る前の読みきかせにもおすすめ。※ブック&カセット

- 『The Snowy Day』
ゆきのひ - 作・画/Ezra Jack Keats 3,200円(viking)
- ピーターが朝目覚めると外は一面の雪。大喜びで飛び出して、足跡をつけたり大の字に寝たり、雪だるまを作ったり。明日も雪で遊ぼうと、オートのポケットにたくさんの雪を詰め込みますが……。 ※ブック&カセット、ビッグブック

- 『Guess How Much I Love You』
どんなにきみがすきだかあててごらん - 作/Sam McBratney、画/Anita Jeram 3,200円(Walker Books)
- 「ぼくがどれだけきみのこと好きかあててみて。こんなにいっぱいだよ! 」「それじゃあ僕はこのくらいさ! 」小ウサギと大ウサギの、お互いを愛する気持ちのくらべっこが楽しい、心温まるストーリー。

- 『This is My House Big Book』
- 作・画/Arthur Dorros 3,600円(Scholastic inc.)
- 子どもたちが異文化にふれる最初の一歩となる絵本。19ヵ国で人々がどんな家に住んでいるかを紹介。各国の英語名称は意外に知らないもの。いくつ覚えられるかな? ダイナミックなサイズで、目がクギづけになりそう。 ※ブック&カセット

- 『Corduroy』
くまのコールテンくん - 作・画/Don Freeman 2,950円(Viking)
- コールテンくんは、おもちゃ売り場の売れ残り。ボタンもひとつとれたまま。気に入ってくれた子にも出会いますが、お母さんに買ってもらえません。そうだ、ボタンを探そう。誰かに買ってもらえるように……。ひたむきな主人公の姿が胸に迫ります。原作と翻訳のタイトルの違いもおもしろい! ※ブック&カセット、ビッグブック

- 『The Story of Ferdinand』
はなのすきなうし - 作/Munro Leaf、画/Robert Lawson 3,400円(Viking)
- 花の大好きな牛のフェルディナンドは闘牛には興味がありません。ところがハチに刺されて大暴れの彼は誤解されて闘牛場に……。花が好きなフェルディナンドは戦えるのでしょうか? 翻訳本と違った表紙のビジュアルも魅力です。 ※ブック&カセット

- 『Chicken Soup with Rice Big Book』
チキンスープライス入り ビッグブック - 作・画/Maurice Sendak 3,600円(Scholastic inc.)
- チキンスープをめぐる12ヵ月がリズミカルな文章で繰り広げられます。バラにスープをやったり、スープが海底に登場したり、楽しくてナンセンスな世界に思わずクスリと笑ってしまいます。繰り返しが多く親しみやすいので読みきかせの導入にぴったり。 ※カセット

- 『Harry the Dirty Dog』
どろんこハリー - 作/Gene Zion、画/Margaret Bloy Graham 3,190円(Harper Collins)
- いたずら犬ハリーシリーズの第1作。白に黒いブチのあるハリーは、お風呂が大嫌い。ある日ハリーは泥で遊びすぎ、白に黒いブチから黒に白いブチの犬に変わってしまいます。飼い主でさえハリーと気づかないほどに。さぁどうする?

- 『Curious George Learns the Alphabet』
ひとまねこざるのABC - 作・画/H.A.Ray 2,990円(Houghton)
- 好奇心いっぱいのこざるのジョージが、文字を勉強して本が読めるようになるまでのおはなし。絵の中にアルファベットが隠れているので、一緒に楽しんで。Aで始まる言葉はALLIGTOR、BはBIRDなど、身近なものがたくさん登場するので子どももなじみやすいはず。

- 『Where the Wild Things Are』
かいじゅうたちのいるところ - 作・画/Maurice Sendak 3,200円(Harper Collins)
- マックスは怪獣のぬいぐるみを着て大暴れ。ママに怒られても、「おまえを食べちゃうぞ! 」。とうとう夕食抜きでベッドへ。するとあたりには木がはえ、いつしか森になり岸辺には船が。マックスは怪獣たちのいる島へ着き、そこで王さまになって……。

- 『Caps for Sale』
おさるとぼうしうり - 作・画/Esphyr Slobodkina 3,190円(Harper Collins)
- 頭の上にたくさんの帽子をのせた帽子売りのおじさんは、仕事の合間に木陰でひと休み。ところが、いたずら好きのサルたちに帽子をとられてしまいます。さて、どうやって帽子を取り返すのかな? 絵だけでも十分笑えます! ※ブック&カセット、ぬいぐるみ

- 『The Little House』
ちいさいおうち - 作・画/Virginia Lee Burton 2,950円(Houghton)
- 美しい自然に囲まれて“ちいさいおうち”は幸せ。ところが次第に周囲に道路ができ、高いビルが建ち……。ほのぼのとした味わいの中に、失われいく自然を惜しむ不朽の名作です。 ※ブック&カセット

- 『Choo Choo』
いたずらきかんしゃちゅうちゅう - 作・画/Virginia Lee Burton 3,200円(Houghton)
- 蒸気機関車ちゅうちゅうは、一度でいいから自分だけで走ってみたかった。勝手に走り出したちゅうちゅうの行く手には……。CHOO CHOO.DING dong Swish Swishなど擬態語がもりだくさん。声に出して読みたくなっちゃう。 ※ブック&カセット

- 『The Giving Tree』
おおきな木 - 作・画/Shel Silverstein 2,950円(Harper Collins)
- 木に登ったり、葉っぱとたわむれたり、お腹がすけばりんごを食べて……。木と遊びながら育った少年は、やがてお金を得ようと実を売り、枝を切り、木はとうとう切り株だけに。少年が老人になったとき、木が語りかけた言葉とは?

- 『The Story of Babar』
ぞうのババール - 作・画/Jean de Brunhoff 5,120円(Methuen Children's Book's)
- 母親を亡くした象のババールは、町でおばあさんに助けられ、洗練された紳士に成長。やがて森へ帰ったババールに他の象たちがお願いしたことは? 原作はフランス語ですが、まずは英語版で楽しんで。手書き文字が新鮮です。




